情報を受け入れる前に考えたいこと

情報化社会といわれる昨今。
情報はあらゆる方向からさまざまな形をとって伝わってくる。新聞、ラジオやテレビといった古典的なマスメディアに加え、インターネットという新しいメディアも力を得てきた。

特にインターネットでは誰もが簡単に情報を発信できるようになったのと同時に、今まで以上に情報の正確さを見極める必要性が大きくなっているのは明らかな事実だ。時に事実は大きく曲げられ、また大きく偏った形で伝えられる。

以前からこのようなジョークがよくある。

『ジハイドロジェンモノキサイドという物質には強い依存性があり、依存症患者は同物質を摂取できなくなると必ず死に至るという恐ろしい物質である。しかしその事実はあまり知られておらず、多くの人々が自ら知らぬ間に依存症にかかっているのだ。』

予備知識なしにこの文章を読むと、「ジハイジドロジェンモノキサイド」という恐ろしい物質に恐怖を覚えるかもしれない。だが実際には、「ジハイドロジェンモノキサイド」というのは「水」のことである。*

*ジ(2個)ハイドロジェン(水素)+モノ(1個)オキサイド(酸素)=H2O(水)

このことから、虚偽を述べているわけではなくとも、かなり偏った形の情報が存在しうることに気がつくだろう。

これは、従来のメディアにおいても同じことがいえる。最近波紋を呼んだ「あるある」騒動も、それを実証する一つの例だ。

では、情報を冷静に見極めるためにはどのようにすればよいか。
まずは伝わってきた情報の「逆」を考えるのが手っ取り早い。
それだけで見方を広げることができるからだ。

たとえば、先ほど挙げた「あるある」騒動について考えてみる。
「納豆を食べることでダイエット効果がある」という、実証されていないことが明らかな事実かのごとく報道されたのが問題となっているのは読者も知るところだろう。

現在、報道各社は口をそろえて「納豆を食べることはダイエット効果ではない」かのように報道されている。しかし逆に考えれば、これについても確実な実証はない。「効果あり」とも「効果なし」とも、それを実証するデータは提出されていないのだ。

(もちろんデータだけが100%の信頼性を持つわけではないが)

単純に「データが捏造されていたから、効果はないのだろう」という推測でしかない。こう考えるだけで、報道に踊らされて「納豆がダイエットに効果があるというのは嘘だ」と簡単に結論に達してしまうのを防げるのだ。

もちろん、それが「効果なし」である可能性も否定できない。
しかし、このように「逆」を考えることだけでも、いくらか冷静に情報を受け取ることができるようになるはずだ。

これはマスコミなどに限らず、口コミや噂といったものにも応用できる。
日々の生活の中で、こうした姿勢を心がけてみるのはいかがだろうか。

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