電波が問題 – PDAIR アルミケース for W-ZERO3[es] レビュー

W-ZERO3ユーザーが特に気を使っているのは、本体の強度の問題ではないだろうか。通常の携帯に比べて液晶が大きいことや、ガラスの素材がむき出しになっていることが大きな原因の一つだろう。

裸で持ち歩くのは心もとないというユーザーが多いのも実にうなずける話だ。実際、ポケットに入れていて液晶が割れてしまったという事例や、液晶保護シールを貼っている最中に力をかけすぎて液晶が割れてしまった、という事例も巷で見聞する。

今日は、そんなW-ZERO3[es]ユーザーのための商品「PDAIR アルミケース for W-ZERO3[es] 」を紹介したいと思う。

このケースを手に入れるきっかけとなったのは、筆者が純正のソフトケースをなくしてしまったことだった。純正ケースのイメージとして、衝撃吸収については問題はなさそうだったが、「曲げ」や「圧迫」には80点といったところだった。それに、何度もケースから出し入れするのも面倒だった。

筆者はまず、同PDAIRブランドの「革製レザーケース」を考慮したが、本体保護という観点ではこの「アルミケース」のほうが上を行っている印象を受けた。そこで、このアルミケースを購入するに至ったわけだ。

デザインと使い勝手

デザインに関しては予想に反してチープな印象は受けなかった。むしろ、表面のつや消し加工(ザラザラというほうが正確か)が高級感を増している。全体的にはSFに出てきそうなイメージだ。見方によってはボタン周りがローマの兵士の兜のように見えなくもない。

一番弱い液晶部分もフリップカバーで防護されいてる。
これは本体をしっかり守ってくれそうだ。

全体像

一方で、使い勝手にやや難点がある部分もある。
片手操作の際、ケースが邪魔をしてテンキーの端(特に左右ソフトキー、通話終話ボタン)がやや押しづらい。また、液晶画面も端は押しづらいのも注意が必要だ。ただ慣れてしまえば問題ないレベルだ。

それ以外の使い勝手は良好で、キーボードをスライドさせる際にケースの蓋を開けなければならない点も、それほど苦にならない。ケースから出し入れする操作は必要ないので手間要らずだ。

ケースを開けてキーボードをスライドさせた様子

ただしケースから出し入れするケースを考慮すると、ストラップは離脱式のものを使用したほうが良いだろう。

問題は電波

金属ケースということで一番心配なのは電波干渉だ。
実際に実験を行ったところ、「電波が入るか入らないか」の場所では、ケースをつけたままだと圏外になってしまった。

一応電波を通す工夫はしてあるようなのだが……
図:一応電波を通す工夫はしてあるようなのだが……

実際に数値で示しておこう。
W-ZERO3Monitorで計測した。

W-ZERO3[es](WS007SH)
AX410IN

場所A
ケースなしの状態:29db
ケースを装着した状態:18db~25db(直後、圏外)

場所B
ケースなし:45db
ケース装着:31db

場所C
ケースなし:61db
ケース装着:48db

以上の実験結果より、ケースの装着が原因で、およそマイナス10デシベル程度の減衰が見られることがわかる。全般的に電波をつかめる基地局の数が減ってしまうため、ハンズオーバー性能も低下すると予想される。

亀岡市内であれば、西友の地下食堂で電波をつかむことができなかった。
屋外でもところどころで圏外になることもある。

ただし、ケースの蓋を開けた状態であればマイナス6~7デシベル程度、さらにキーボードをスライドした状態ではマイナス3~5デシベル程度の減衰に留まることも確認した。

したがって、こちらから連絡を取る分には問題はないが、相手からの連絡は場合によって着信しないことがあるということになる。

行動範囲に田舎が含まれる場合は要注意だ。

それでも安心感には抗えない

ここまでネガティブな要素を書いてきたが、やはり強度や安心感という点では他に勝るものはない。W-ZERO3自体が高価なものだから、損傷の予防措置をしておくことに損はないだろう。

W-ZERO3[es]ユーザーの皆さんもぜひ一度購入を検討されてみてはいかがだろうか。

おまけ
おまけ。蓋を開けてキーボードをスライドした状態を後ろから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です