これは酷い記事:来春の新卒採用「増やす」3割、「減らす」2割

■来春の新卒採用「増やす」3割、「減らす」2割
(読売新聞 – 09月28日 18:13)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110928-OYT1T01011.htm

2012年春の採用計画があると答えた企業のうち、採用人数を11年春より「増やす」と答えた企業は31・5%で、「減らす」(19・2%)を上回った。「変わらない」は47・0%だった。一方、11年の採用人数を10年春より「増やした」と回答したのは全体の38・1%だった。

これでは、トータルで採用人数が増えたのか減ったのかが分からない。

「採用計画があると答えた企業」が11年春から12年度春の間に減ったのか増えたのかすらも分からないからだ。

例えば、次のような場合があり得る。

<11年春>
A社: 10人
B社: 10人
C社: 10人
D社: 10人
———–
合計: 40人

<12年春>
A社: 15人
B社: 10人
C社: 10人
D社: 採用を行わない
———–
合計: 35人

12年度に採用計画がある会社は3社。そのうちの1社(33%)が採用人数増加。
しかし、D社が採用を行わないため、合計は35人となり、11年度よりも減少している。

そう考えると、この記事は何を言いたいのか分からない。
母集団推定するのに適切な標本かという検証を統計学的に行うことまでは求めないけれど、標本数さえも示されていないのはいかがなものかと思う。バラエティ番組の街角アンケートでも「100人に聞いた」等と明示していたりするのに、新聞のアンケートがこれではなあ……

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