Windows 8 インストールは起動した

【悲報】Windows 8 を古いPCに入れようとした→無理だった。古いCPUには非対応

Windows8は「Windows 7 が動作するのと同じハードウェアで問題なく動作します」ということなのと、Windows7よりも動作が軽いという話を以前聞いたことがあったので、古いPCに入れようと思い立った。

しかし、結論から言うと失敗だった。

Windows 8 起動に失敗
Windows 8 起動に失敗

試行と失敗

インストールしようとしたPCは、TOSHIBA DynaBook Satellite 1850というノートPC。発売は2002年ということで、古いとはいってもまだ新しい部類。当初インストールされていたのはWindows 2000であった。ちょうど2000からXPの過渡期にあったPCのようで、当時はXPモデルも発売されていたようだ。

さてこのPC、搭載されているCPUは、Tualatin世代のCeleron 1.2GHzである。搭載メモリは384MBで、Windows 7でもAeroを期待しなければだいたい動く感じのスペックである。

まず、DVDドライブを搭載していない上に、USBブートに対応していない。
USBブート不可能なPCでもUSBブートできるブートマネージャというものが存在する。
それが「Plop Boot Manager」である。これを用いたUSBブートの方法はこのページに書いてあったので、参考にして欲しい。

これを用いて、予めUSBに入れておいたWin8インストーラーをブートした。
しかし、エラーがでてインストールに進めなかった。

この時点では原因がUSBにあるのだろうと思って(事実、このPCはUSB1.1にしか対応していないし、古いPCのため先ほどのブートマネージャも上手く動作しないことは容易に予想出来た)別の方法を試してみた。

Windows 7の修復ディスク(Windows RE)からブートして、コマンドプロンプトからネットワーク上の共有フォルダからインストールを実行するという手法である。この方法であれば問題なくインストールを開始することができた。詳細な手順はこのページを参考にして欲しい。

Windows 8 インストールは起動した
Windows 8 インストールは起動した

インストールは途中までは進んだものの、再起動後、冒頭のエラーメッセージが表示されて起動に失敗し、それ以上インストールを進めることが出来なかった。

Your PC needs to restart.
Please hold down the power button.
Error Code: 0x0000005D
Parameters:
0x03060B01
0x756E6547
0x49656E69
0x6C65746E

原因

以下のURLに原因が書かれていた。
Error when installing Windows 8 Release Preview: “Your – Microsoft Answers

Windows 8のシステム要件として、CPUは以下の機能に対応していなければならないようだ。

  • 物理アドレス拡張 (PAE)
  • NXビット (NX, XDなど。データの誤実行を防ぐためのもの)
  • SSE2

インターネットを調べている限り、このうち、NXだけ対応していれば一応は起動するようだ。ただ、SSE2に対応していないと、Modern UI (旧Metro)向けアプリが実行出来ないなどの不具合があるらしい。

このNXビット(インテルではXDビット)に対応しているCPUは、以下の通りである。(すべて調べたわけではないので、このリストは不完全なものである)

Intel Pentium 4 Prescott世代の一部と、Prescott-2M以降の世代
Intel Pentium M 一部
Intel Celeron Celeron Dシリーズ以降
Intel Core すべて
Intel Atom 一部PC向けは、すべて。(組み込み用の一部は未対応)
AMD Athlon Athlon 64シリーズ以降
AMD Phenom すべて

今回試したPCのCPUは、Tualatin世代のCeleronだったため、起動出来なかったというわけである。

愚痴

僕はブログを書くにしても小説を書くにしても「シメ」をちゃんと書けないという悪い癖があるので、今回もその例に漏れず愚痴を書いて記事を終わりたいと思う。

まず、低スペックの限界に挑戦するという楽しみがこれ以上続かないということが嬉しくない。(2012/10/29補足:これはサポート外の行為なのでやむを得ないことであるが。)

次に、「Windows 7 が動作するのと同じハードウェアで問題なく動作します。」という部分ばかりが取り上げられており、Windows 7が動作する古いPCでは必ずしも実行出来ないということがあまり大きく取り上げられていないのが残念だ。

この手の話題はRelease Previewのときから明らかになっていたらしいのに、国内の大手のサイトでは取り上げられていないようだ。(「Windows 8 NX」でググっても大手サイトはヒットしない)

恐らく発売直前か、直後になってからマスコミが取り上げ始めるのだろうけれど、今のうちから周知徹底しておいた方が良いのではないかと思う。

インターネットの片隅の弱小ブログから悲報を叫ぶ。

Windows 8 は古いCPUに対応していない

と。


追記: 今回はクリーンインストールのみを試みたが、アップグレードインストールの場合は「この PC では Windows 8 を実行できません」「セットアップで、USB フラシュ ドライブに Windows をインストールすることはできません。」「お使いの PC の CPU は Windows 8 と互換性がありません。」というエラーが出るようだ。(参考リンク: Windows 8 Release Preview に更新出来ない – Windows 8 Consumer Preview

追記(2012/10/29):
ここまで古くなくてもNXビットに対応していないCPUもあり、CPUが対応していてもBIOSが対応していないという場合もある。
この記事はあくまでも極端な例でしかないのだが、PCが古すぎて逆に要点をぼかしてしまった感があり、NXビットに対応していない例としては不適切だったかもしれない。
Windows Vista プリインストールのPCでもインストールできないことがあるようなので、注意されたい。

蛇足になるが、Twitterの反応を見ていると、10年前のPCというところに突っ込まれてることが多いようだ。個人的には古いPCといえばCPUが333MHzのCeleronとかそういうイメージなのだが、随分と時代が変わったものだなあと思う。ちなみに、この記事に登場したDynaBook Satellite 1850は現在も現役で稼働中である。プリインストールのWindows 2000よりもWindows 7のほうが動作がキビキビとしているということだけは付け加えておこう。

訂正(2012/10/29):
上記の表において、Atomは一部のみNX/XDビットに対応していると記述しましたが、一般のPC向けのAtomプロセッサではすべてNX/XDビットに対応しているようです。(仕様表上で対応していないのは家電向けや組み込み向けの一部のAtomのようです)

「【悲報】Windows 8 を古いPCに入れようとした→無理だった。古いCPUには非対応」への10件のフィードバック

  1. ピンバック: Remeteor.net » 2012/10/31
  2. 大変貴重な情報有難うございます
    3台のPentium M Windows 7 32bit  からアップグレードしようとしたら
    2世代Pentium Mのみ成功して1世代がブルスクでした。

    発売前のWikipediaに騙されました
    「NXビット」については全く触れられておらず
    「Windows 7 が動作するのと同じハードウェアで問題なく動作します。」
    なんていい加減な事が書いてありました。
    おかげでインストール時間3時間を無駄にしました。

  3. 自宅の古い機械をメモリー1GBまであげました。ところがNXでひっかかりました。
    FMV CE9/120SLT Athlon1.2GHZ。AMDのCPUは糞ですね。
    二度と買いません。
    また、クロック数はクリアーしていても…古いCPUには対応していません!!!!!
    これは分かりやすく大きく書いて欲しいものです!
    おかげで、メモリーとアップグレード件、時間が無駄になりました。
    やっぱり時代はMACか。

    1. その時代はIntelもNXBitに対応したCPUはだしてないけど?
      というかOSすら未対応だよね

      中古で買ったのなら自分が無知だったしとしか

  4. ピンバック: AK47使いの独り言。
  5. グラフィック要求の Direct X 9 のサポートも怪しいような・・・

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