NEC UNIVERGE IXシリーズのファームウェアを入手する方法

ただし、6.1万円~6.6万円程度ぐらい必要。

NEC UNIVERGE IXシリーズ(IX2015, IX2025, IX2215, IX2005, IX2105など)は、業務用のルーターだが、オークションサイトで安く入手することができる。たとえば、少し前であればIX2015が1000円ほどで入手できたこともあった。今は、IX2025やIX2005が5000円前後が相場だろうか。

安定性や性能面で優れるルーターをこの値段で買えてしまうのは、なんとも魅力的だが、残念な点はファームウェアのアップデートが簡単に入手できないということである。もともとUPnPのような機能が搭載されていないため、アップデートしなくても問題ないことも多いだろうが、やはり新しいファームウェアの方が気持ちがいいものだ。

しかし、保守契約は価格が公開されていないし、契約するにも基本的には法人に限定されるかもしれないため、途方に暮れている方も多いであろう。
そこで提案したいのが、「ぷらっとオンラインでIX2105の新品を買う」ということだ。
恐らく保守契約を結ぶよりは安く済むはずだ。筆者の知るところでは、これが最安値で確実な方法である。

2013/04/13現在、ぷらっとオンラインでは、IX2105が64830円で販売されている。
http://online.plathome.co.jp/item/detail/12441400/NEC/UNIVERGE-IX2105/BE108821

また、現在、IPv6で接続できる環境であれば、6の付く日に6%引きで購入できるキャンペーンも開催されているらしいので、筑波大学のグローバル・固定 IPv6 アドレス割当型トンネル接続実験サービスを使ってIPv6経由で接続するのもおすすめだ。実際に前回の記事では、この方法で購入した。送料込みで6.1万円程度である。

  1. まず、オンラインショップで購入する
  2. 次に、ファームウェアが必要な旨をお問い合わせフォームから連絡する
  3. 同意書のpdfがメールで送られてくる
  4. pdfをプリントアウトし、署名・捺印する
  5. 署名・捺印したpdfをスキャナでスキャンしpdf化する
  6. メールに添付し、送付する
  7. メールにダウンロードサイトのURLとパスワードが送られてくる

以上で、ファームウェアをGETすることができるようになった。

さて、これは別に「ぷらっとオンライン」のステマというわけではない。

なぜ、ぷらっとオンラインを押しているかというと、現時点ではファームウェアが入手可能であることを明言している唯一(当プロジェクト調べ)のサイトだからである。ここでは、法人でなくても個人でも同意書を提出すればファームウェアの入手が可能である。(ただし、方針は時々変わっているようなので、購入の前に問合せするほうが良いだろう)

また、もう一つのポイントとして、現時点では、ファームウェアのダウンロードサイトはシリーズ共通だということが挙げられる。
例えば、IX2105を購入しても、IX2025のファームウェアを入手することができる。もしかすると、今後登場する新しい機種のファームウェアも入手できるかもしれない。今後ヤフオク等で何台も購入するという方にはメリットになることだろう。

ちなみに、ファームウェアのダウンロードにパスワードが必要なのは、暗号関連技術を海外に輸出すると法律違反になる可能性があるため、ダウンロード出来る先を国内に限定したいというのが理由のようだ。であれば、わざわざ新品を購入しなくてもNECの営業所に直接メールすればいいような気がするのだが、残念ながら門前払いされるらしいと聞いたことがある(又聞きなので確かではないが)。もしこの方法で成功した方がおられたら教えて頂けるとありがたい。

なお、繰り返し書くが、2013年04月時点での話である。
今後方針が変わる可能性もあるため、注意願いたい。

「NEC UNIVERGE IXシリーズのファームウェアを入手する方法」への8件のフィードバック

  1. 大変ためになる記事でした。
    私もぷらっとオンライン経由で購入をしたいと思います。

    当方、現在WEBサーバを運営していまして、現在使用中のMR-GL2000がアクセス負荷に耐えられず、捌けなくなってきたため、
    UNIVERGE IX2215の購入を検討しているのですが、今まで設定はWEB経由でしかやったことがなく、設定でつまづかないかちょっと心配しています。

    ブタマン君さんが購入した、IX2105であれば、WEB設定に対応しているため、WEB経由でいつも通りに簡単に設定が出来そうなのですが、
    IX2105のCPUのクロック数がIX2215と比べ、半分のため、IX2215の方が長く使えるのかなと考えています。

    コマンド設定が出来ないのであれば、素直にWEB設定に対応したIX2105のほうが良いでしょうか?

  2. 初めまして。
    須賀と申します。

    このたび上の方同様にIX2215を購入したのですが、ぜひ設定についてお聞きしたいことがあります。

    現在2回線&2プロバイダで1台のWEBサーバで複数サイトを運営しています。
    上記の場合IX2215の設定はどういった設定になるのか教えていただけないでしょうか。
    現在、各ONUからGE0、GE1につなげ、各プロバイダ情報の登録までしたのですが、
    各ONUのインジケーターを見ると片方の回線しか利用されていないようで、設定に行き詰ってしまいました。

    また、負荷分散のためさらに回線を増やす予定があるのですが、こちらのルータ1台で3回線目4回線目と増やすことは可能でしょうか?

    ご回答のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

    1. 返信が遅れ申し訳ありません。
      もう既に解決されていることとは思いますが、念のため回答いたします。

      まず、2回線で接続を行うことは、マルチホーミングとよばれます。
      ポリシールーティングを用いて、回線Aから入ってきた通信へのレスポンスは回線Aを通して行うよう、回線Bから入ってきた通信へのレスポンスは回線Bを通して行うよう設定する必要があります。このマルチホーミングの設定はグーグルで検索することにより情報が見つかると思います。

      (これは、回線AのIPアドレスを送信元とする通信を回線Bを通じて行うことができないのが普通であるためです。もちろんLANのような純粋なネットワークであれば、ネットワーク上を流れるパケットの送信元IPアドレスが何であれルーターは宛先に繋がるルートさえ知っていれば通信を転送をしてくれます。しかし、プロバイダーのネットワークの場合、そのプロバイダに属しない送信元IPアドレスの通信を遮断してしまうのです)

      次に、外部から運営サイトへの通信が偏らないようにするためには、ルーティングの工夫ではなく、DNSラウンドロビンなどの手法で分散させることができます。上記で述べたマルチホーミング向けの設定を行っていればある程度分散されると考えられます。

      しかし、LAN側から外部へ向けての通信は分散させるにはもう一工夫必要です。
      ご存じかもしれませんが、ルーターは「このアドレス宛の通信は、どの回線の、どの中継ルーター向けに投げれば良いか」というのを判定してIPパケットを転送する装置です。デフォルトルート、デフォルトゲートウェイというのは、ルールにマッチしない通信をどの中継ルーターに転送すれば良いかというものです。

      つまり、デフォルトルートがA回線のものが優先されていれば内部から外部に向けてのすべての通信はA回線を経由し、B回線のものが優先されていればすべての通信はB回線を使用します。この際ルーティングテーブルに登録されたコスト値(metric、distance)が少ない方のルートが優先されれます。これが通信の偏る理由です。

      ではどうすればいいか。
      LAN側のサーバー・PC等にグローバルIPアドレスが割り当てられていない、つまりNAPT前提ですが、このような方法があります。A回線のデフォルトルートとB回線のデフォルトルート両方のmetric・distance値を一致させて2つのルートのコストを同一にします。

      ip route default A回線のデフォルトゲートウェイ metric 1 distance 1
      ip route default B回線のデフォルトゲートウェイ metric 1 distance 1

      その上で、イコールコストマルチパスを使用します。
      ip multipath per-flow

      これにより、通信がランダムに振り分けられるようになるはずです。(やったことはありませんが)

      ただし、LAN内のサーバーやPCにグローバルIPアドレスが割り当てられている場合はこの方法は使えません。
      なぜなら先ほど述べたように、A回線・プロバイダに属する送信元IPの通信をB回線・プロバイダを経由して流すことことが通常できないからです。

      このルーターで3回線、4回線と増やせるかということについては、ポートベースVLANで各ポートを分離すればできるかもしれませんし、できないかもしれません。同一回線でプロバイダを増やすだけなら簡単にできると思うのですが、そもそも負荷分散が目的であれば1台のルーターに全てを任せるのは間違っていると思います。

      今はギガビットクラスの回線も普通にあり、回線スペック値だけでいえば2回線でIX2215のスループットの最大値に到達してしまいます。実際は4回線ぐらいで丁度スループットの限界かとは思いますが、余裕を持たせてもう1台用意する方が正しいと思います。

  3. 私も、通販で中古のIX2025 を購入したのですが、ファームはNECさんに直接問い合わせたら
    対応してもらえました。

    1. 情報ありがとうございます。
      前は門前払いを食らったという情報ばかりだったのですが、最近では対応して貰えるのですね。

    2. 私も中古でIX2105を購入しました。
      おさっちさんの情報を頼りに、今月ダメもとでNECさんのサイトから直接問合せしたのですが、
      「中古で購入された方にはサポートできません」
      と普通の門前払いでした。
      NECさんでも担当者によっては対応が異なるのかも知れませんね。
      対応は最新バージョンの提供でしたか?それとも秘密保持契約締結とダウンロードサイトのパスの提供ですか?

  4. To ぐーさん

    秘密保持契約の締結 (PDF をダウンロードして、FAX送信)とダウンロードサイトのURL,ID,PASS の提供でした。

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