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GP02,HW-01C,C01HW と Android で050 Plusを使う方法(ただし、未検証)

はじめに

前回まで、Androidから無線LAN(wifi)経由で050 Plusに接続しようとした場合9911エラーが発生することについて技術的な調査を行った。
その結果、AndroidのTLS接続と一部のルーターのDNSプロキシ機能の相性が悪いことが問題の原因であることが判明した。
技術的なことは前回までに説明したので割愛し、今回は、個人レベルで行える解決策についてまとめたいと思う。

これから示す手順の要点はAndroid端末のDNS設定に「8.8.8.8」(Google Public DNSのIPアドレス)を設定することである。
Rootを取っている方ならば、Set DNSなどのアプリを用いて端末のDNSの設定を書き換えることができる。また、静的IP設定でDNSの設定を行うこともできる。
だが、前者はrootを取る必要があり、後者は他の無線LANに接続するときに問題が発生する可能性があるため、あまりお勧めできない。(2011/10/28 追記有り)

ここでお勧めするのはルーターのDHCP設定を書き換えることで、端末に自動設定されるDNSを変更するという方法である。

インターネット上を徘徊していると、GP02、HW-01C、C01HWなどのポケットWifiを使用時に不具合を感じている方が多いようなので、この機種での設定方法を説明する。基本的にこれらの3つの機種は、同一の製造元のため、設定方法もだいたい同じである。なお、僕はこの機種を持っていないので、取扱説明書をもとに手順を示す。したがって、設定が正しく動作しない場合もあるので自己責任で設定を行っていただきたい。

このページで説明する設定手順の対象者

以下の条件をすべて満たす人は、このページで説明する設定を行うことで改善できる可能性がある。

  • iPhoneやiPod Touchでは050 Plusに接続できるのに、Androidでは接続出来ない
  • エラー番号が9911である

設定方法

  1. まず、ポケットwifiの設定画面をブラウザで開く。(たぶん、http://192.168.1.1/ 。この時点で意味が分からない人は悪いことは言わないので、諦めて下さい)
  2. ユーザー名とパスワードを入れる。初期設定であれば、ユーザー名は「Admin」。パスワードはGP02, C01HWの場合、本体に貼られているラベルのWEP Keyの値。HW-01Cの場合は「0000」。
  3. 左側のメニューから「設定」をクリックする
  4. 「設定」画面が開いたら「ファイアウォール設定」をクリックする
  5. 「ファイアウォール設定」画面が開いたら、「DHCP設定」をクリックする
  6. 「DHCP設定」画面が開いたら、以下の通り設定値を変更する。
    • DNS設定: ダイナミック→スタティック
    • プライマリDNS: (空欄)→8.8.8.8
    • セカンダリDNS: (空欄)→192.168.1.1 (追記:もしかするとこれが原因でうまく動かないかもしれないので一応取り下げ)
  7. 「適用」ボタンをクリックする
  8. 確認画面が表示されるので、「OK」ボタンをクリックする
  9. ポケットWifiが再起動する
  10. 念のため、Android端末も再起動する

これで、正しく設定されていれば、Android端末に自動的に割り当てられるDNSサーバーは「8.8.8.8」と「192.168.1.1」になるはずだ。
8.8.8.8はGoogle Public DNS、192.168.1.1 はポケットWifiのDNSプロキシである。何故後者も設定するかというと、設定画面の表示に使用される可能性があるからだ。

この要領で設定すれば他のポケットWifiにも応用出来ることだろう。

この設定を行った後で、050 PlusをAndroidで起動してみると正常に050 Plusに接続出来るはずだ。

おわりに

なお、キャリアでパケットがブロックされる場合(日本通信やドコモのデータ端末回線?)は、この設定を行っても改善しない場合がある。
また、C01HW使用時は、softbankエリアからemobileエリア(サブエリア)にローミングが行われたときに接続が失われる可能性があり、ポケットwifiの仕様により長時間通信が行われない場合は自動的に切断されてしまう可能性もある。これらの理由により接続が中断された場合、050 Plusアプリは再接続性能が良くないので、再接続されない可能性がある。

他にも様々な問題があるが、この記事が少しでも役に立てば嬉しく思う。

追記(2011/10/10)
HW-01Cではこの設定では上手くいかないという報告があった。手元に同一機種がないので検証できないが、もし機種の問題であればほぼ同一機種のC01HWやD25HWでも同様に上手くいかない可能性がある。

追記(2011/10/28)
れおさんより以下の情報を頂きました。

一番素直な解決法として、Wifi Staticというアプりがあります。
アクセスポイント毎に静的IPの設定を覚えてくれるので、
複数のアクセスポイントを使う場合でも、ほぼ自動で切り替えてくれるので
これを使ってみています。

未検証ですが、たぶん上手く動作すると思いますので、DHCPのDNSの設定が存在しないルーターをご使用の方は「Wifi Static」というアプリをお試し下さい。

個人的には、もしルーター側のDHCPのDNS設定を変更することが可能なのであれば、アプリ導入等で端末の設定を変更するよりも、ルーター側の設定を変更することをお勧めします。(ただし、ルーターに繋がらなくなっても復旧出来る自信がある場合に限りますが)

追記(2011/12/05)
こちらのブログで、「Wifi Static」の設定方法が紹介されています。

追記(2012/01/28)
いつの間にか本家のほうで対策がとられたようです。
今回の問題の原因であったDNS逆引きも正常に行えるようになっており、問題は解決したと思われます。